50,000名以上のウェブマスターに認められた、アフィリエイトプログラム

「アクセスアップ」のページへ


ミステリー小説、おすすめミステリー小説、おすすめミステリー本


SFやファンタジー、サスペンス小説等も紹介しています。 by ホーライ

オススメのミステリー小説、お薦めのミステリー小説 お奨めのミステリー小説
只今、紹介しているおすすめのミステリー小説は73冊
あなたがおすすめのミステリーは?

次のページへ (あるいは「ミステリーとは?」へ) /

 海外ミステリーはこちら

「このミステリーがすごい!」の過去のベスト10
2009年〜2005年 2004年〜2000年 1999年〜1995年 1994年〜1988年
簡易版「このミステリーがすごい!」の過去のベスト10(国内、国外)


ミステリー、ホラー、ファンタジー、SF各分野の大賞
「このミステリーがすごい!」(宝島社)の過去20年間の1位作品へ
このミステリーがすごい大賞受賞作品一覧
「もっとすごい!!このミステリーがすごい!」(2008年版)作家別得票順
大藪春彦賞受賞作品一覧
本格ミステリ大賞受賞作品一覧

国内の作品次のページへ (あるいは「ミステリーとは?」へ) 

海外ミステリーはこちら

国内のおすすめベストミステリー(解説付き)
★⇒ディスコ探偵水曜日〈上〉

ディスコ探偵水曜日(上)
おすすめミステリー小説「ディスコ探偵水曜日」

【「新潮」掲載+書下ろし 1000枚。二十一世紀の黙示録、ここに完成!!】

愛、暴力、そしてミステリ。舞城史上、最大のスケールで描く最高傑作。

迷子捜し専門の米国人探偵・ディスコ・ウェンズデイ。
あなたが日本を訪れたとき、〈神々の黄昏〉を告げる交響楽が鳴り響いた――。

魂を奪われてしまった娘たち。
この世を地獄につくりかえる漆黒の男。時間を彷徨う人びと。
無限の謎を孕む館・パインハウス。
名探偵たちの終わり無き饗宴。

次々に現れる困難や疑問に懊悩するディスコの姿は、ミステリーや純文の狭間で懊悩している舞城自身に思えた。
所々に自作のタイトルをちりばめる手法に(物語の中ではそれらタイトルが結構重要な機能を果たしている)、今作によって作家として一つの区切りのようなものを示したかったのかな、とも感じた。

または、キャリアの総括、みたいな。読了してから色々考えてるけど、それは作品の内容にではなくて、あくまでも舞城王太郎という作家のスタンスに対して。読書をしてこんな気持になるのは初めて。

今までの舞城作品を期待するとちょっと「?」かも。舞城初体験者は絶対「×」だよ。

でも、確か去年の6月頃に一度今作の発売案内出てたよな〜(無料と思いきや有料の冊子、『波』の巻末にちーっこくだけど)。
それをキャンセルしてまで書き下ろし加えるその姿勢が必死で本気で、良い感じ。下巻はまるまる書き下ろしだし。

下巻の章題は「方舟」。
連載当時、舞城自身書き進める中で収拾がつかなくなってしまったんじゃないかな。ほんとスケールでかすぎだから。
紙と文字で表すの不可能なくらいスケールでかい(実際やたら図説多い)。
それを救おうとして、リスク背負ってでも書き下ろさなきゃいられなかったんだろう。

妄想に過ぎませんが。あ、この話って大雑把に言って「救済」の話だよな……物語を作家が体現している!? 

妄想に過ぎないけどそう考えるとやっぱ凄い作家で、その労力と腕力に星5つです。次作に心底期待大。
きのうの世界



きのうの世界

おすすめミステリー小説「きのうの世界」 恩田 陸 (著)


塔と水路がある町のはずれ、「水無月橋」で見つかった死体。
一年前に失踪したはずの男は、なぜここで殺されたのか?
誰も予想できない結末が待っている!!

恩田陸が紡ぐ、静かで驚きに満ちた世界。

ある町で男が殺された。彼は町の人間ではなく、さらに一年前に失踪していた。
なぜ?どうして…

恩田さんらしい設定で楽しめました。
こういう話はほかの人が書くとただのホラーになってしまうかもしれませんが、恩田さんの筆力のなせる業なのでしょう

最後の章は作中のある場面を踏まえて読むと別の真相があるのかと思ってしまいます。
ただ真相は1つではなく自分で納得する真相がそれぞれ無数にあるような気がしました。

突然失踪した男、その死体、閉じられた田舎の町、謎の塔。
これぞミステリーといわんばかりのキーワード、作者らしいです。
▼楽天
中庭の出来事




▼アマゾン
中庭の出来事
おすすめミステリー小説「中庭の出来事」恩田 陸 (著)

瀟洒なホテルの中庭。
こぢんまりとしたパーティの席上で、気鋭の脚本家が不可解な死を遂げた。
周りにいたのは、次の芝居のヒロイン候補たち。
自殺?
それとも他殺?

芝居とミステリが融合した、謎が謎を呼ぶ物語のロンド。


もはやミステリを越えた独自のジャンルを築きつつある彼女だが、本作ではそのありあまる実力を見せ付けた。
本当にスゴイの一言。

「劇中劇」が本作の最大の仕掛けであり、もっとも意味を持つものというのは、少し読み進めばすぐに判る。
劇中劇それ自身は古くから多くの作家に用いられてきた手法の一つで、読者を混乱に招きつつも、作品自体に深みを持たせる重要な要素であった。
恩田陸は本作で劇中劇をひとつのジャンルとして昇華したといっても過言ではない。

さて、この「中庭の出来事」はその「中庭」で起こった事件を、幾重にも折り重なる劇中劇で展開していく。
テーマは「芝居」であり、多くは役者(女優)にスポットが当てられる。
章としては29あるが、全部で4つのパートに分けられ、それぞれが連動しながら展開していく。
ちょっと進んで困難だったら展開図とも言えるメモを作成しながら読むべき。

何が芝居?

どこまでが芝居?

だれが演じている?

何が真実?

だれが真実?

何が起こった?

何が起こっている?

何が起こるのか…?

恩田ワールド全開のすさまじい作品だが、どっぷり浸かれる素晴らしい作品。
少し進んで「?」となったら、また戻って。ゆっくり読み進めましょう。

「自分を演じてない人間はこの世にはいないと思う。
自分に与えられた役割を意識して、家の中でも、会社でも社会でも、望まれた姿を演じている」 作中335ページより
▼楽天
名もなき毒



▼アマゾン
名もなき毒


おすすめミステリー小説「名もなき毒」宮部 みゆき (著)

どこにいたって、怖いものや汚いものには遭遇する。
それが生きることだ。

財閥企業で社内報を編集する杉村三郎は、トラブルを起こした女性アシスタントの身上調査のため、私立探偵・北見のもとを訪れる。
そこで出会ったのは、連続無差別毒殺事件で祖父を亡くしたという女子高生だった。


この、もの悲しい読後感は、何なんだろうかと思う。
正直で全うな生き方をする人間が不幸に見舞われることか、権力・地位・財力を得てもなお無力感を感ずることか。

どうやら、ここで描かれている登場人物は、正直で素朴な主人公も、権力や財力を得ているその義父も、また犯罪を犯した人々も、皆、満たされぬ思いを持っているからかもしれぬ。
その満たされる思いを、解消するすべをもっているか否かで、犯罪者になるか否かが決まる。

犯罪者、異常者と、ここで描かれている良い人々との、実は差異があまりないことに、もの悲しさを感ずるような気がする
容疑者Xの献身





容疑者Xの献身 (文春文庫)

おすすめミステリー小説「容疑者Xの献身」東野 圭吾 (著)

天才数学者でありながら不遇な日日を送っていた高校教師の石神は、一人娘と暮らす隣人の靖子に秘かな想いを寄せていた。
彼女たちが前夫を殺害したことを知った彼は、二人を救うため完全犯罪を企てる。
だが皮肉にも、石神のかつての親友である物理学者の湯川学が、その謎に挑むことになる。

ガリレオシリーズ初の長篇、直木賞受賞作。


数学的思考力によって「サキヨミ」ができる能力があると知っていると、 天才数学者・石神の思考過程や行動が非常にリアリティーをもって 感じることができました!

数学って、こんなにもスリリングでサスペンスな実用的な思考の訓練を 学べる、超実用的なものだったのですね!

私の人生は、これまで損をしていたように感じました。

理系のかたが書く本って、実にわかりやすくていいですね。
ワクワクしながら読めました。
▼楽天
赤い指 加賀恭一郎シリーズ




▼アマゾン
赤い指
「赤い指」東野 圭吾 (著)


2007年「このミステリーがすごい!」の第9位

直木賞受賞後第一作。

構想6年の後に書きあげられた書き下ろし長編小説、ついに登場!
身内の起こした殺人事件に直面した家族の、醜く、愚かな嘘に練馬署の名刑事、加賀恭一郎が立ち向かう。
ひとつの事件を中心に描き出されるさまざまな親子像。

東野圭吾にしか書き得ない、「家族」の物語。

『放課後』でのデビューから数えてちょうど60冊目にあたる記念碑的作品。


かなり激しく心を揺さぶられます。
程度の大小ことありすれ、誰もが持っている、慙愧の念をどう克服するか、という思いを描ききった作品だと思います。
深い深い後悔に対して、それへの贖罪のあり方を、問いかけているように思います。
内省的で、自律的で、かつ、「男は黙ってサッポロビール」的な、自分が何を考えそうしているのかを誰にも明かそうとせずに、その贖罪をしようとする、人間像に心惹かれます。

ラストの展開!!
これには正直やられた!と思わざるを得ませんでした。

人として本当に必要なもの・生き方を教えてくれる貴重な小説といえると思います。
電車の中でラストを読みましたが、涙をこぼさないよう抑えるのが大変でした・・・
▼楽天
夏期限定トロピカルパフェ事件




▼アマゾン
夏期限定トロピカルパフェ事件
「夏期限定トロピカルパフェ事件」米澤 穂信 (著)


2007年「このミステリーがすごい!」の第10位

小市民たるもの、日々を平穏に過ごす生活態度を獲得せんと希求し、それを妨げる事々に対しては断固として回避の立場を取るべし。
賢しらに名探偵を気取るなどもってのほか。
諦念と儀礼的無関心を心の中で育んで、そしていつか掴むんだ、あの小市民の星を!

そんな高校二年生・小鳩君の、この夏の運命を左右するのは“小佐内スイーツセレクション・夏”!?待望のシリーズ第二弾。


「春季限定」から一年余り。高校二年になった小鳩&小佐内の活躍を描いたシリーズ第二弾。
ふたりとも訳あって小市民をめざす・・というキャラクター設定の面白さで前作も読ませたが,今回は更にパワーアップ。
性格設定的に途中「これは無理があるんじゃないか」と首をかしげたくなる部分もあったが,終盤からの種明かしで納得。

小さな事件を積み重ねていき,最期に全体像を総括すると全く別の構図が浮かび上がる・・という古くは山田風太郎「おんな牢秘抄」(角川文庫)から近年では霞流一「首断ち六地蔵」(光文社文庫)などに見られた超絶テクニックを堪能。
 
柔らかい題名と表紙イラスト,そしてライトノヴェルという看板に正直手を出しそびれていたが,読んでよかった。
▼楽天
デッドライン(上)




▼アマゾン
デッドライン〈下〉 (角川文庫)
「デッドライン」建倉 圭介 (著)


2007年「このミステリーがすごい!」の第10位

日系人部隊で欧州戦線に参加し、負傷して米本国に帰還したミノル・タガワは、ペンシルベニア大学に復学し、世界初のコンピューター開発計画に加わる。
このプロジェクトの顧問、フォン・ノイマンとの交流をきっかけにして、ミノルは、日本への原爆投下が間近であることを突きとめる。
もはや日本に残された道は「降伏」の二文字のみ。

一刻も早く政府高官を説得し、日本政府を動かさなければならない。
ミノルは、幼い息子を義父母によって日本に連れ去られたナイトクラブの踊り子、エリイと共に日本への密航を決意する。
北米大陸を横断し、アラスカを経由して千島列島へ―。


冒険小説の新たな傑作、誕生。

すごい。

読んでいてここまで心を揺さぶられた小説はそう経験がありません。
冒険小説でありながら痛切な戦争批判を繰り返し、それが他者への無理解が起因していることを全編を通して作者は訴えています。

1・2部では人種差別の憎しみを、3部ではいかなる場合に於いても正しい戦争など有り得ないことが、逃避行を続ける主人公たちに突きつけられます。

戦争という狂気の中で如何に自分は正気でいられるのか、命を奪うことで他人を否定する行為に明確にNO!と言える理由がこの作品で語られています。

1・2部は人類初のコンピュータの開発に携わる主人公の奮闘と白色人種の黄色人種への根源的な憎しみが描かれ、3部はその人間不信こそが戦争の元なのだと分かりました。

今でこそ人種差別は想像力の欠如した人間がするものだと思うし、声高に差別を叫ぶのは自分が愚か者であることを公言しているようなものだと分かりますが、当時、いかなる人が己の心の声に従い勇気ある行動をし、それが如何に困難なことであったのか、小説は飾り気無く称えていました。

読んでいて悲しくは無かったのですが、読み終えた後、涙がでました。
それは壮大なドラマに向かい合った畏れからきたものだったような気がします。
▼楽天
扉は閉ざされたまま




▼アマゾン
扉は閉ざされたまま (祥伝社文庫)
「扉は閉ざされたまま」石持 浅海 (著)

「このミステリーがすごい!」の2006年度第2位。

大学の同窓会で七人の旧友が館に集まった。
“あそこなら完璧な密室をつくることができる…”

伏見亮輔は客室で事故を装って後輩の新山を殺害、外部からは入室できないよう現場を閉ざした。
自殺説も浮上し、犯行は成功したかにみえた。
しかし、碓氷優佳だけは疑問を抱く。
開かない扉を前に、息詰まる頭脳戦が始まった…。


まさにコロンボのようですが、いきなり殺人シーンから始まり、そのトリックがわかってしまってからスタートします。
その後犯人周辺の状況が明かされていき、犯人対探偵役の構図がゾクゾクする臨場感で語られていきます。

手に汗握るようなストーリーではありませんが、その対決はなかなか奥が深く、小説としては手頃の長さの心理戦で非常に読み応えがあります。
結末の恐ろしさ(女性の?)もゾクっとするものがあり、普通のミステリーにはない面白さ。

ちょっと動機として弱いかなあとも思いますが、犯人の頭の良さと潔癖症を考えると、それもいいかなあと納得。
手ごろにミステリーを楽しみたい方にはオススメです。
▼楽天
震度0(ゼロ)




▼アマゾン
震度0
「震度0(ゼロ)」横山 秀夫 (著)

「このミステリーがすごい!」の2006年度第3位。

阪神大震災のさなか、700km離れたN県警本部の警務課長の不破義人が失踪した。
県警の事情に精通し、人望も厚い不破がなぜ姿を消したのか? 

本部長の椎野勝巳をはじめ、椎野と敵対するキャリア組の冬木警務部長、準キャリアの堀川警備部長、叩き上げの藤巻刑事部長など、県警幹部の利害と思惑が錯綜する。
ホステス殺し、交通違反のもみ消し、四年前の選挙違反事件なども絡まり、解決の糸口がなかなか掴めない……。


N県警の警務部長の失踪事件をめぐる、警察署内でのキャリア対ノンキャリアの駆け引きを描いた作品。
横山氏の小説の多くが、このキャリア対ノンキャリアあるいは個人対組織ということをメインのテーマに書いているが、この作品では、これまでに作品の中で最もキャリア対ノンキャリアというテーマに踏み込んで書いていると思う。


警察内部の暗闘。
その異常な世界を緊密にを描いていて、各部の争い、女の戦い、闇社会とのつながりなど、長編らしい多彩さはある。

そのサスペンスの盛り上がり具合などについては、、横山作品最高レベルとは言えないが、十分に一級の作品であり、親しい友にも薦められるレベル。



次のページへ (あるいは「ミステリーとは?」へ) /

 
「このミステリーがすごい!」の過去のベスト10
2009年〜2005年 2004年〜2000年 1999年〜1995年 1994年〜1988年
簡易版「このミステリーがすごい!」の過去のベスト10(国内、国外)


海外ミステリーはこちら
ミステリー、ホラー、ファンタジー、SF各分野の大賞
「このミステリーがすごい!」(宝島社)の過去20年間の1位作品へ
このミステリーがすごい大賞受賞作品一覧
「もっとすごい!!このミステリーがすごい!」(2008年版)作家別得票順
大藪春彦賞受賞作品一覧
本格ミステリ大賞受賞作品一覧


上に戻る
他の分野のおすすめ本、おすすめ図書
ホーライ ブックセンター2.0
ビジネス書から生き方、自己啓発までのお奨め本、お薦め図書、お勧めビジネス書
あなたに役立つ本がきっと有るはず。
新入社員に読ませたい推薦図書100冊

新入社員におすすめの本!
夏を乗り切るための本100冊

厳しい夏をこれで乗り切ろう!的おすすめ図書
治験・臨床試験専門書店
治験や臨床試験に必要な本 治験関連本 治験入門書、ついでに厳選ビジネス書
お奨めビジネス書のブログ 人生を豊かにする本のブログ
科学入門書のブログ 治験に役立つ本


キーワードアドバイスツールプラス


●本の購入をお考えの方(↓) ●古本のリサイクルを
お考えの方(↓)
アマゾン書店へ
サーチ:
キーワード:
Amazon.co.jpアソシエイト


ミステリー【mystery】

神秘的なこと。不可思議。謎。怪奇。「だれがやったか、それは今も―なのです」

推理小説。

秘跡劇。聖史劇。

海外ミステリーはこちら

次のページへ (あるいは「ミステリーとは?」へ

おすすめミステリー小説のブログへ


上に戻る

ネットを楽しくする(1)



inserted by FC2 system